研究科13期生(2021年度入学)

令和3年度入学生4名の志望動機、学生生活についてインタビューを公開しました。当研究科を志望される方は受験経験者からの情報として役立てていただければ幸いです。

Aさん

一般

神戸大学 発達科学部人間形成学科 心理発達論コース

入学のきっかけ

学部で発達心理学を学ぶ→就職では未就学児通所施設(発達支援センター)で発達に凸凹がある子どもたちと日々過ごす→その日々を通して、外遊びの可能性や素晴らしさに感動し、同時に、特性のある子どもたちにとって調整・配慮された空間がいかに重要かを実感する。また、お子さん自身と保護者さんたちの幸せな毎日・将来を応援したいという思いを強くする。→遊びの場や就労の場、居場所としての調整・配慮ある緑環境の研究をしたくなる。

 

受験対策

本当に、まったくのド素人でした。でもAOで発表できることもないし、一般入試を選びました。
・まずはとりあえず「造園がわかる本」を何度か読んで、過去問を見て出題分野を重点的に覚えました。
・彰国社「造園植栽術」を本屋さんで見かけて装丁や絵がすごくきれいで衝動買いして、内容は情熱的で理念や哲学に感銘を受けました。そこからおもしろくなって似た雰囲気の本を探して読むようになりました。自分の情熱を見つけられる本を読んだことは、志望動機や小論文、面接のときにも自分の思いを説明する助けになってくれたなと思います。
・文一総合出版「保全生態学入門‐遺伝子から景観まで」もとても勉強になりました!

学校のお勧めスポット

自習室、図書館24時間利用可能!全寮制!がんばれます。

お勧め授業

先生方皆様が本当にご親切であたたかく、この学校は学生の定員自体が少ないので授業もおのずと少人数になります。
質問しやすい雰囲気ですし学びをいかようにも深くできるな、という印象です。

レジデンスでの暮らしの情報

来年度入学の方ですと、来年度にお会いできますね。
些細なことでも、気軽に声をかけてくださいね!わたし自身もほとんど初対面の先輩に原付の乗り方を教えていただいたり、車に同乗させていただいたり、甘えまくりでした!

受験生に何か一言

いろいろなバックグラウンドの方がここに来られているので、大丈夫です!
授業も、これ以上ないほどに丁寧です!
来たら絶対楽しいと思います!

 

 

Bさん

AO入試

福井大学 工学部 環境設計工学科

入学のきっかけ

学生時代の専攻は建築でしたが、仕事は機械設計をしていました。学生時代にランドスケープアーキテクチャーという分野があることを知り興味がありましたが、当時は仕事として結びついていませんでした。
社会人として仕事をしていく中で、人生100年時代、興味のあったランドスケープデザインを学び後半の人生も充実させたいと考えました。

受験対策

通勤電車の中など隙間時間に、小論文対策として環境問題にかかわるような本を読んだり、ネットを見るなどをしました。
また、オープンキャンパスでいただいた過去問を何度も繰り返しやりました。

学校のお勧めスポット

花の庭の石畳の階段を見上げる風景。
花と石畳がきれいです。桜の咲く時期は特に素敵でした。

お勧め授業

生活空間デザイン演習
様々な植物の活用方法を学ぶことができます。

レジデンスでの暮らしの情報

自動車を持っていないので不安でしたが、コープの個配が来ますし、学校のシャトルバスがあるので明石や神戸に出るのも困りません。
坂や階段が多いのが大変ですが。。。

受験生に何か一言

いろいろなバックグラウンドの方がここに来られているので、大丈夫です!
年代も経歴も様々な方がいらっしゃって、とても刺激になります。
施設も充実しており、濃厚な学生生活が送れると思います。

 

 

 

Cさん

推薦入試

大阪産業大学 デザイン工学部 環境理工学科

入学のきっかけ

就活を続けるうちに将来に何をしたいのかよく分からなくなってきて悩んでいた時に、ゼミの教授から「コロナ禍で募集人数が少ない所も多いし、大学院に行くのもいいのでは」と言われたことで進学を検討。

受験対策

卒研も終わってない最後ぎりぎりでほとんど何もできてないです。どの講義を受けたいか聞かれたときに、名前が飛んで詰まってしまうことがあったので、覚えていたらもう少しスムーズに受け答えできたかなと思います。

学校のお勧めスポット

分区園隣の芝の上でお昼を食べるとヤギを見つつ植物を見つつ、春の教室より暖かい所でのんびりできます。今年の4月は寒かったので、外で日光に当たるほうが過ごしやすかったんですよ。校舎前の花壇のあたりのベンチもいいですが、あそこはガーデンの見学に来られる一般の方が使うほうがいいかなと思うので。

お勧め授業

里地里山保全管理演習が楽しいです。毎回どこかしらの見学に行くのですが、野草を見ながらよく話が脱線しているのを見るのも楽しいですし、それによって知識が増えていくのが楽しいです。次の授業までにメモをまとめて提出するので、新しいことでも意外と覚えやすいです。

レジデンスでの暮らしの情報

虫が苦手なら結構真面目に虫よけとか、掃除しないとだめだと思います。外に出たら普通に何かしらいるので。作業用とご飯食べる机を別にしたいなら、小さめの物を買っといたほうが便利かもしれません。意外と生きていけます。

受験生に何か一言

やりたいことがある人なら、きっと楽しめるところなので、ぜひ来てください。

 

 

 

Dさん

一般入試

東京農業大学 短期大学部 生物生産技術学科

入学のきっかけ

今まで学部は農学を学び、その後企業(鉢花の生産)、自営で農業(苺・米の生産)、造園職(公園の維持管理)、エクステリアプランナーに従事してきました。今まで農業と公園での植栽スタッフをしたことはありましたが、38歳の時にもっと造園、ランドスケープを学びたいと思い始めました。当時公園で一緒に働いていた同僚に相談して兵庫県立淡路景観園芸学校の存在を知りました。しかし、その時は家庭状況もあり進学することは叶わず、高等技術専門学校の造園施工管理で職業訓練を受けました。その後造園やエクステリアプランナーの職を経て、進学するチャンスができたので受験しました。

受験対策

私の最終学歴は短期大学で、受験資格に4年生学部卒業とあったので受験は無理かと思っていましたが、今までの最終学歴の成績証明や職務経歴などで受験資格が得られるということで、まずは受験資格を得る申請を行い受験資格を得ることができました。その後、AO入試を受けようと思っていましたが受験資格を得る時期と受験申請の時期が被ったので、一般入試を受けました。農学系と職業訓練の時の造園の知識はあったので、当校からいただいた過去問を頼りに関連性のあることを調べたりして勉強しました。内容は、環境問題のことや造園、植物に関することです。英語の小論文の訳の問題もありましたが、辞書持ち込みができるので多少英文読解ができれば問題ないと思います。生物、環境関連の専門用語の文章で初めて見るような英語でした。面接は話す内容(今までの経歴、進学の理由や入学してやりたいこと、学んだことを将来の職にどう活かすか)を事前に考えていましたが、緊張して思うように話せなかったように思えます。

学校のお勧めスポット

場所は淡路島の北部、神戸よりの明石海峡大橋を渡って車で15分くらい。交通の便利は良いと思います。定期的に学校からシャトルバスは出ているし、ジェノバライン岩屋港―明石片道530円のフェリーや、高速バスを使えば三宮、明石なども近いです。環境は島の頂上部で、淡路島の森林に囲まれ少し降りると田園のある里山です。学校の庭園は樹木の数もとても多く、見たことがないものも多いです。デザインもよく考えられていて勉強になります。学校の周りには、学習のためのフィールドも設けてあり、森林浴散歩をしながら学ぶことができます。

お勧め授業

元々園芸植物ばかり見てきたのですが、当校で里地里山の保全や植物について学び、逆に園芸植物以外の植物に関心が出てきました。ですので保全の授業はお勧めです。保全の演習は淡路島や兵庫県北などの里地里山の植物や棚田を見に行ったり、歩きながら自然や里地を学ぶのはとても楽しいです。また、今後の農村地帯の保全をどう考えるのかを勉強できます。デザインや施策の授業も取っていますが、どの授業を学んでも勉強になり、おもしろいです。

レジデンスでの暮らしの情報

直近のスーパーは東浦まで車で15分くらい、意外と便利です。寮ではコープも利用できるので日用食料品に困ることはないです。寮の環境はとても静かなので落ち着きます。学校まで近いのがいいですね。寮生活で困ったことはありません。お部屋もとても使い勝手が良く居心地がいいです。何よりも寮費が無料なのが助かります。

受験生に何か一言

私は年齢も40代後半ですし、4年生の大学を卒業したわけでもありませんでしたが、その都度学校の事務の方が丁寧に対応してくださり、入学することができました。入学してからも先生方は知識も人柄もとてもユニークで素晴らしく、事務の方もとても良く対応してくださいます。一緒に学ぶ方達も年齢層や経験もいろいろですが、皆いい方です。勉強は課題も多いですが、課題をこなすことで自分の実力が付くと思って取り組んでいます。素晴らしい経験ができるので、ぜひ緑環境マネジメント研究科で学んでみてください。

 
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