日増しに春を感じられる平成27年3月13日(金)に兵庫県立淡路景観園芸学校の修了式が開催されました。直後の緊張もさめやらぬ中、研究科修了生の代表7人が斉藤研究科長を囲んで研究科で過ごした2年間をふりかえって想い出を語り合いました。

 

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斉藤:今日の修了式で、皆さんにも兵庫県景観園芸士の認定書が授与されました。おめでとうございます。早速ですが、この2年間を振り返って、学内外・寮生活などいろんな事をお聞かせいただけたらと思います。

斉藤:この2年間は長かったですか?

みんな:短かった。特に最後の1ヶ月。

斉藤:短いって事は充実していたのでしょうか(笑)。

友國:突っ走った。

上村:遊びも頑張った。

斉藤:2年間ぐらい勉強漬けでもいいのでは。一番印象に残ったことは?

みんな:いっぱいある。

斉藤:寮生活はどうでしたか?

東新川:寮では、隣に誰かいることが安心につながりました。

斉藤:1人になりたいと思ったことはありますか?

上村:淡路の生活では、寮抜きでは考えられません。通学とかでは、この2年間のノルマはこなせなかったと思う。

斉藤:全寮制は良かった?

友國:部屋代がタダであることで親を納得させることができた。

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斉藤:印象に残ったことは?

友國:1年生のALPHA祭ぐらいの時期は、まだみんなの距離がわからなく、「本当にやるの」って感じでした。

斉藤:AGNさん達と一緒にやってどうでしたか?

みんな:バーベキューとか大変お世話になりました。

木下:私が一番印象に残ったことは、5期生は個性が強く、この2月にあった実践演習発表会のとき、これだけみんなやっていたんだなと感じたことでした。

斉藤:この学校の売りは、演習だから演習の多いのはいいアピールになるかも知れませんね。個々の演習は濃くなかったですか?

東新川:就活と重なったりしたときがしんどかったです。

坂尾:私は楽しかったです。ただ、それまでやってきたことを4枚にまとめ、みんなに分かるようにすることに苦労しましたが。

上村:僕も要旨集の提出がしんどかったけれど、思った通りのデータがとれた時なんかは大変嬉しかったです。

坂尾:山に登っても今までと違った感覚で学校登山を意識するようになりました。

池本:私も楽しかったです。先生とのバトル?もいい思い出になりました(笑)。私は実践演習に関してみんなが言うほど大変だったとは思わなかったです。

斉藤:演習で役に立ったことはありましたか?

東新川:グループワークの時にコミュニケーションや人間関係についても学びました。自分の意見をしっかり持った上で他人の意見を聞き、意見が合わないときはどうやって調整し、まとめていくか等。

中辻:私は、もともと人に頼りたいタイプでリードするタイプでは無かったのですが、この学校へ来ると年長だし、お姉さんだから頑張ろうと思ったことが成長と言えるかも知れません。またそのモチベーションを2年間保ち続けられたことも自信につながりました。

上村:協調性は自分ではあまりないと思っていますが、割とマイペースで、グループワークとかで得意分野では「やってやる」と自信がありましたが、マネジメント、デザインでは仕事を分担しなければやれないと思うし、やれたことが成長だと思いました。実践演習でやりたいことは早々には決めていましたが、どうやるのかずいぶん最後に迷いました。

斉藤:長続きの秘訣は、調和の気持ちを持って工夫をしたり役割分担をすることで、得意分野を活かしつつお互いの意見を認め合ったりする事ではないかと思います。

坂尾:私が何でこの学校に来たのかといいますと、自分のやりたい修論をやりたいと思ったからです。学部卒では未熟なまま社会に出るのが不安で、この学校に来て自分を鍛えたかったのです。修論で先生と話し合って自分が何のためにやっているのか考えながらやれたことが自信につながりました。学部時代は浅く広い座学だったので、この学校のグループワークで深めることができました。

木下:全寮制なので、夜遅くまでできたのですが、濃すぎる環境のため、ひとりになりたいときもあるので、ここで暮らす中でON、OFFの切り替えができるようになったことがよかったです。

池本:私はこの学校に来て体力がつきました。重いものを持って野山を駆け巡ったことが自然とたくましくなったと思いました。学校生活はとても楽しかったです。

友國:みんなに支えられて生きていると気づいたことが、この2年間で学んだことです。

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斉藤:この学校に興味を持ってくれた後輩達に一言。

中辻:迷っているのだったら、仕事を辞めてでも来たらいいと思う。

友國:経験できることが多いので、他の学校には無いと思います。

木下:自分の信念を持って来てほしいです。自分はこれをガンバリたいから2年間淡路で頑張るんだという信念があるといいと思います。

池本:この学校に来れば、畑がもらえるよ。土を触りたい人はいらっしゃい。

斉藤:最後に社会人になってやりたいことは?

友國:日本中行った先で色々見てまわりたい。

坂尾:地域の自然を知るための学校登山を広めたい。自信のある声が出せてうれしい。

上村:都会の中で、身近にいきものと戯れられるようなことをしたい。

木下:総合土木職なので、道路や河川整備の仕事に携わっても緑に関わることを活かしていきたい。

斉藤:どうもありがとうございました。みなさんお元気でご活躍ください。

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