みどりのまちづくりを提案しました。
8月2日土曜日、午後1時から4時まで、淡路ハイウェイオアシスのロビーで「みどりのまちづくりを考える オープンハウス」を開催しました。緑環境マネジメント研究科の履習生(第17期生)が、会場で神戸市西区や淡路市をまとめた緑景観政策の提案をポスター形式で展示して、来てくれた方と意見を交わしました。当日は、参加してくださった方に、学生手づくりの「押し花キーホルダー」をプレゼントしました。

オープンハウス形式による対話の目的
今回のオープンハウスは、授業「緑環境景観政策論」の一環として行いました。学生が現地調査や文献や研究を通じて考えた政策提案をまとめて、その成果を市民や来訪者と実際に共有していくことを目的としています。この取り組みは、学生が学んだ内容を社会に還元するだけでなく、地域の方々と「緑のある地域」や「これからのまちづくり」について一緒に考える場となりました。
参加していただいた方からの意見
まちづくりや緑の役割について、以下のような色々な意見がよせられました。
〇良いところ
「サイクリングが楽しい」「サルスベリの街路樹がきれい」「棚田の花畑プランは良い」といった声があり、自然や季節の移ろいを楽しむ体験が高く評価されました。
〇課題として挙げられたこと
「高速道路を降りた道が雑草で荒れている」「西海岸のサイクリングロードが狭くて危険」「公園が荒れてしまって悲しい」といった意見もみられました。景色の美しさと安全性の両立や、日常的な草刈りなどの管理をどのように行っていくのかが課題とされました。

〇新しい視点
「高齢者がつくった野菜を子供食堂で使えれば良い」「地域の特色を出すため街路樹を統一する工夫があってもいい」といった提案もありました。このように、緑を人のつながりや地域福祉につなげる発想をいただきました。
アンケートのなかには「淡路島は通過点だと思っていた」という声もありました。観光客にとって、道路沿いの景観や緑の整備状況が「淡路に降りてみよう」と思うかどうかがポイントです。淡路島が単なる通過点にならないよう、「立ちよってみたい」と思わせる環境づくりが、これからの大きなテーマといえます。
参加していただいたみなさま ありがとうございました!
オープンハウスで紹介した内容は、あくまで学生が自主的に考えた提案でしたが、だからこそ固定観念にとらわれない自由な発想でつくることができました。これからも、みなさまのところにおじゃまし、これからのまちづくりを一緒に考える機会をつくっていきたいです。その際には、率直なご意見やアイデアをお聴かせくださればと思います。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
