2022年10月8日(土)、9日(日)に、インドでテキスタイルデザインを研究しているManeet Kaur博士が淡路島に来られ、ドンザや藍染め文化について案内しました。
博士は、東北地方などにも訪れ、日本の刺し子文化を研究するために来日しました。
私が在学中に調査していたドンザを、SNSで知っていただき、この度、淡路島にも訪問していただくこととなりました。
博士と共にドンザが保管されている資料館や神社に赴き、淡路島の漁師がどのようにドンザを使用し、また、誰がどのような想いでドンザを作成したのか、現在のドンザの認知度などについて説明をしました。その他、淡路島で藍染めを生業としているAwaji 藍LAND projectさんで藍染め体験をしていただきました。
海辺空間のランドスケープや、インドと日本の漁業や藍の相違点・共通点など、博士ならではの見解を沢山述べていただき、2日間、非常に深く語り合うことができました。博士からいただいた意見を今後の研究に活かしていきたいと思います。
多くの人にドンザの存在を知ってほしいと思い発信していたSNSで、海外の方の目に留めてもらえたことは、非常に嬉しいことでした。これからも、引き続き発信し続けようと思います。

(研究科12期生 岡本佳奈)

研究内容については以下をご覧ください。

研究科2年生の岡本佳奈さんと張峻瑋さんが日本造園学会関西支部賞を受賞しま した

【Instagramアカウント】

https://www.instagram.com/donza_awaji/

【Facebookアカウント】

https://www.facebook.com/awajidonza/

石屋神社が保管しているドンザの1つ
淡路市北淡歴史民俗資料館や石屋神社でドンザを見せていただきました。
一般的に杉を模して刺された「杉刺し」と言われている模様(右半分)
博士は、海を見て、淡路島に杉は殆どないので、淡路島の人は「杉刺し」を杉ではなく「波」を連想して刺したのではないかと仰っていました。
資料館以外に「個人が所有しているドンザについて」や、「若い頃にドンザを着ていた人から聞いたエピソード」、「淡路島の藍染文化」などについて、私が調査してきたことについて朝から晩まで語り通しました。

Awaji 藍LAND projectさんでは、藍染め体験以外に藍畑を見学させてもらいました。
当日、雨だったこともあり、青くなった藍の葉を見て、昔の人は、この景色から藍の葉で藍色が出ることを思いついたのではないかと博士は仰っていました。


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